TPP復帰に改めて言及するトランプ大統領の思惑は? 日米FTAに向けた“時間稼ぎ”か?
(【4月11日 日経】) 【アメリカに有利な条件ならTPP復帰も】 アメリカ・トランプ大統領が、昨年離脱を表明した環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への復帰について、改めて言及してることが報じられています。 ****トランプ米大統領、TPP復帰検討を指示 通商代表らに****...
View Article“No peace to keep”(維持すべき平和がない)の状態でのPKO
(マリの首都バマコにある国連マリ多次元統合安定化派遣団(MINUSMA)本部に国連旗をかけて並べられたひつぎ。これらのひつぎはMINUSMAの任務中に死亡した9人のニジェール人兵士のもの。9人は2014年10月3日に北東部の砂漠で補給任務に就いていたところ武装してバイクに乗った男たちに襲撃された。【4月7日 AFP】) 【隠ぺいされたPKO参加自衛隊員への銃撃?】...
View Articleハンガリーでオルバン与党圧勝 進む民主主義解体 欧州に感染拡大する“オルバン主義ウイルス”
(ブダペスト西駅前の繁華街に掲示された移民流入阻止を訴える政府広報=2日(宮下日出男撮影)【4月6日 産経】) 【「移民を受け入れることは、ハンガリー国家の降伏を意味する」】 旧東欧ハンガリーで8日に行われた総選挙で、「反移民」政策を掲げるオルバン首相率いる与党・右派「フィデス」が事前に予想されたいたように圧勝しました。 ****<ハンガリー総選挙>オルバン与党圧勝 「反移民」継続****...
View Articleイラン核合意 5月にトランプ大統領は制裁再開・合意破棄の流れ 懸念されるイラン国内・中東への影響
(2017年9月、テヘランの広場に設置されたミサイル【4月10日 ロイター】 ミサイル開発は、イラン・イラク戦争の悲惨な記憶を抱えるイランにとって安全保障上の“核心”であり、制限は困難とも) 【5月のイラン核合意破棄に向かって突き進むトランプ政権】...
View Articleロシア 政府の陰の組織として活用される民間軍事会社を調査していたジャーナリストが転落死
(ロシアの民間軍事会社「ワグナー」社の傭兵【El Periodico】) 【殺害が相次ぐロシアのジャーナリスト】 イギリスでは、元二重スパイのロシアによる毒殺疑惑が欧米とロシアの外交官追放合戦に発展する政治問題となっています。...
View Article日中関係 政府レベルで加速する改善の流れ 期待される中国社会における従来の“反日”からの脱却
(この場面では硬い表情の王毅外相ですが・・・・【4月16日 朝日】) 【「今回の訪問が両国関係のより良い発展に役立つことを期待している」】 このところ改善の動きが見られる日中関係ですが、15日に来日した王毅外相は、「今回の訪問が両国関係のより良い発展に役立つことを期待している」と訪日理由を明らかにする異例の対応で、関係改善の流れを加速させる姿勢を見せています。...
View Article注目される”保守的”日本のセクハラ騒動 インドの性暴力 フランスのレイプ実態 スウェーデンでは・・・
(インドのジャム・カシミール州およびウッタルプラデシュ州で起きた女児レイプ殺人事件に抗議し、グジャラート州アーメダバードでろうそくをともして行われたデモの様子(2018年4月16日撮影)。【4月17日 AFP】) 【「ジェンダー後進国」日本は114位 保守的日本社会のセクハラ騒動に世界も注目】...
View ArticleEU 西バルカン諸国への拡大路線 マクロン仏大統領のEU改革、メルケル独首相の対応は?
(ギリシャ首都アテネのシンタグマ広場で、マケドニアの国名問題で政府の妥協に反対する抗議集会に参加した人々(2018年2月4日撮影)【2月5日 AFP】) 【アルバニアとマケドニアの加盟交渉開始を勧告】 東方拡大したEUが深刻な東西対立を抱えながらも、バルカン諸国を新たに取り込む拡大方針であることは、2月8日ブログ「EU 深刻な“東西分裂”...
View Articleインドネシア 庶民派と「強い指導者」・旧体制派の対立構図 イスラム主義の影響拡大は?
(インドネシア・アチェ州の州都バンダアチェにあるモスク前で、公開むち打ち刑を受ける女性(2018年4月20日撮影)。【4月20日 AFP】) 【「30年にGDPで世界トップ10になる」対「インドネシアは30年に崩壊する」 「強い指導者」への郷愁も】...
View Articleシリア 「ミッション完了」でも変わらない内戦 悪化する米ロ関係 新たな過激派組織の台頭も
(シリア政府軍との戦闘で発射される新たな過激派組織HTSのミサイル【4月19日 WSJ】) 【戦略なき「ミッション完了」で、シリア戦線に変化なし】 4月14日にシリアに対してトランプ大統領主導の米英仏によって行われた極めて限定的な攻撃については、おおよそ以下のように総括されています。...
View Article韓国 住民・市民団体が実力阻止してきたTHAAD基地へ資材搬入に着手 民主主義における“実力行使”
(米軍のベトナム戦争への戦車搬送を実力行使で阻止しようとした、横浜市・飛鳥田市長の「村雨橋の闘争」(1972年)朝日新聞紙面より【https://twitter.com/ats_rns_2/status/778930359392018432?lang=bg】) 【民間人の検問で「孤島」状態に】...
View Articleイエメンで激化するフーシ派のミサイル攻撃 サウジは本当にパトリオットで防衛できているのか?
(PAC-3を警備する自衛隊員。REUTERS/Issei Kato【2017年12月6日 BUSINESS INSIDER】) 【“和平模索の動き”は進んでいるのか? サウジへのミサイル攻撃を強めるフーシ派】 中東最貧国イエメンの内戦が本格化してから3年以上が経過しています。...
View Articleインド モディ首相が訪中して習主席と会談 国際情勢変化を受けて関係改善に向けた動き
(2016年10月、インド南部ゴアでのモディ首相と習主席【4月23日 日経】 27、28両日の武漢での会談で緩解改善の方向が明確化されるのか) 【インド:世界の対中情勢が変化する中で、緊張の継続は好ましくない】 インドのモディ首相は27日から訪中し、27、28両日に湖北省武漢市で習近平国家主席と非公式会談を行う予定とされています。...
View Articleフランス・マクロン大統領 イラン問題でトランプ氏をなだめつつ、米議会演説では異なる世界観をアピール
(【4月26日 BBC】 米議会で、トランプ大統領とは異なる世界観を語るマクロン仏大統領) 【「これはブロマンスだ」「今までメラニア夫人に示した愛情より愛にあふれている」】...
View Article歴史的な韓国・北朝鮮の南北首脳会談 その先に「統一」はあるのか?
(韓国の文在寅大統領(左)と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長のポスターを掲げる統一を支持する学生ら。ソウルで26日撮影 【4月26日 ロイター】) 【「統一」については、今回はそれほど時間がさかれることはない】 今日の最大の話題は、言うまでもなく韓国・北朝鮮の南北首脳会談です。...
View Article台湾 軍事的圧力を強める中国
(中国海軍のソブレメンヌイ級ミサイル駆逐艦(上)、056型コルベット(下)【4月9日 Newsweek】 南京軍区副司令員、王洪光中将によると、中国軍は6種の戦い方(火力戦、目標戦、立体戦、情報戦、特殊戦、心理戦)を駆使することにより、台湾を3日で占領してしまうことができるとのこと。...
View Article女性の権利保護という現代世界の大きな流れ
(スペイン北部パンプローナで、18歳女性を集団レイプした男らに強姦罪が適用されなかったことに抗議するデモに参加する人たち(2018年4月28日撮影)。【4月29日 AFP】) 【性的暴力厳罰化を求める動き】...
View Articleシリア 政府軍優位のもとで相変わらずの混戦模様 イラン対イスラエルの緊張が高まる懸念も
(シリア・ダマスカス南部で、ヤルムークのパレスチナ難民キャンプに潜伏するIS戦闘員を標的にした政府軍の空爆を建物の屋上から見る人々(2018年4月28日撮影)【4月30日 AFP】) 【反体制派拠点を潰す政府軍】...
View Articleトルコ 前倒し選挙で強行突破をはかるエルドアン大統領 野党側の足並みそろわず
(4月28日、「幅広い意見の一致があるなら(出馬も)やぶさかではなかった」と指摘し、反エルドアン陣営の分裂を不出馬の理由に挙げたギュル前大統領【4月30日 時事】) 【経済悪化が明らかになる前に・・・】...
View Articleミャンマー・ロヒンギャ問題 ロイター記者逮捕事件では進展も、帰還作業は進まず、定住化の様相も
(難民キャンプと田の上にかかる竹製の橋。地元のバングラデシュ人は米を育て、蒸発池で塩をつくる 【4月6日 WSJ】) 【ロイター記者逮捕は警察の「わな」 裁判所が証言の信頼性を認める】...
View Article