シエラレオネ 大統領選挙与党候補支持者から「われわれは中国人だ!」とのシュプレヒコール
(【3月6日 The New York Times】シエラレオネ 与党側大統領候補の選挙運動) 【解任直前のティラーソン米国務長官の警告】 昨日ブログでは、モルディブ・南アジアにおける中国の影響力拡大、インドとのせめぎあいを取り上げましたが、中国の影響力が強まっているのは世界共通で、特に、毛沢東時代以来、伝統的に中国外交が力点を置いてきたアフリカではその傾向が顕著です。...
View Article韓国 文在寅大統領、ベトナムで「両国間の不幸な歴史に遺憾の意」表明、しかし公式謝罪ではないとも
(【3月23日 聯合ニュース】) 【遺憾の意表明も、公式謝罪ではない・・・・】 韓国には、日本の朝鮮支配、それを象徴するものとしての慰安婦問題で日本に対する厳しい批判があるのは周知のところですが、韓国もベトナム戦争当時にベトナムに派兵された兵士が民間人を大量に虐殺し、女性への暴行を行ったという暗い歴史を抱えており、この問題にどのように向き合うか、国内世論はまとまっていません。...
View Article“白い肌”を求めるブラジル 黒人以外に市民権を認めないリベリア そして“同質社会”日本では
(日本で黒人ハーフの子供を育てるのを諦め米国に帰る決意をした黒人と日本人の親子【本文参照】) 【ブラジル:肌の色で社会階級がほぼ完全に決まる】 ブラジルと言うと、リオのカーニバルで躍動する黒褐色の肌・・・というイメージもあるのですが、ブラジル社会では「白い肌」が求められているとか。美しさ云々の話ではなく、“肌の色で社会階級がほぼ完全に決まる”という現実があるそうです。...
View ArticleEU離脱を進めるイギリスの「孤独担当大臣」
【https://note.mu/wildriverpeace/n/naf30074cf517】 【ニュージーランド首相 ロシア人スパイ問題で“正直”な感想】 イギリスでロシアの元スパイとその娘が意識不明の重体となって発見された事件を巡り、ロシアが製造能力を持つ神経剤が使われていたとして、イギリスをはじめとする欧米諸国によるロシア外交官の国外追放の動きが広がっているのは周知のところです。...
View Articleブラジル 右も左も汚職疑惑のなかで10月に大統領選挙 劣悪な治安 先行き不透明な経済回復
(ルラ元大統領不出馬なら一番人気に躍り出る過激な発言で「ブラジルのトランプ」と異名をとる元軍人の右派、ボウソナロ下院議員 画像は【1月25日 南米ニュース】 昨今は、どこの国でもこの手合いが人気です) 【一番人気のルラ元大統領が10月の大統領選に出馬できる可能性は“原則”なくなった】...
View Article中国お花見事情 桜のシーズンには60万人が日本へ 中国国内でも人気が高まる桜スポット
(山梨県富士吉田市にある「荒倉山浅間公園」 最近、特に海外からの観光客に超人気の観光スポットです。【amazon】で耐水性壁紙シール2550円を販売しています。浴室に貼れるそうで、中国人観光客に受けるのでは・・・) 【今年は中国人観光客60万人が日本へ桜を見に行き、観光消費額は80億元(約1360億円)に】...
View Articleマレーシア かつて追放した仇敵と手を結び、師弟対決に臨むマハティール元首相(92歳)の闘いは・・・
(マハティール元首相はインスタグラムのアカウントを開始し、写真を投稿し、話題となっているとか。記念すべき第1回目の投稿は、シティ・ハスマ夫人との笑顔のツーショット 【3月16日 マレーシアマガジン】) 【自ら設立した出身政党を“ぶっ壊す”ために、92歳の政界を退いた老兵が再び、立ち上がった】...
View Articleパレスチナ・ガザ地区 境界に押し寄せる群衆にイスラエル軍発砲 米大使館移転・ナクバで高まる緊張
(イスラエル軍が境界付近のパレスチナ人のデモ参加者に催涙ガスを発射=30日【3月31日 CNN】) 【イスラエル軍は実弾や催涙弾を使用し戦車による砲撃を加え、死者17人、負傷者1400人超】 各メディアが報じているように、パレスチナ・ガザ地区で、かつて住む土地を奪われたパルスチナ人とイスラエル軍との間で、17人が死亡(16人とする報道も)、1400人超が負傷者するという大規模な衝突が起きています。...
View Articleシンガポール、韓国、日本・・・アジアで進む少子化 各種の対策はとられているものの・・・
(いずれも【松田茂樹氏「アジアで進行する少子化」】より) 【未婚化が少子化に直結するアジア諸国】 周知のように、日本だけでなく東アジア諸国に共通する現象として少子化が急速に進展しています。 ****アジア諸国の低出生力**** 少子化とは、合計特殊出生率(以下「出生率」)が、その国の人口が増加も減少もせずに均衡する出生率の値である人口置換水準(日本の場合は2.07)...
View Articleトルコ 周辺国・関係国との対立が深まるエルドアン政権 「新オスマン主義」との批判も
(【3月9日 WSJ】) 【かつては「ゼロ・プロブレム外交」を掲げたエルドアン政権だが・・・】 トルコ軍と同軍が支援するシリア反体制派武装組織が隣国シリア北西部アフリンでクルド人民兵組織「クルド人民防衛部隊」に対して実施している軍事作戦で、18日、アフリン全域を掌握、トルコは2か月にわたる戦闘に勝利しました。...
View Article中東の新たな現実 サウジ・ムハンマド皇太子の“この時期”のイスラエル容認発言
(ホワイトハウスの大統領執務室で会談するサウジのムハンマド皇太子とトランプ大統領(3月20日)【3月21日 WSJ】手にしているボードは、サウジアラビアの武器購入メニューのようです) 【反イランでアメリカにアピール】 3月14日ブログ“サウジアラビア・ムハンマド皇太子は「改革者か、それとも悪党なのか」...
View Article「解き放たれたトランプ氏」の時代 “嫌な方向に世界は向かっている”
(【4月4日 朝日】) 【「解き放たれたトランプ氏」の時代】 人種差別・女性問題・銃規制・移民問題・温暖化問題等々に関する個々の政策・対応、アメリカ第一を掲げて国外の人権無視・非民主的な諸問題への無関心、何よりも、平気で嘘を並べ立てるような品格のなさ・・・・個人的にはアメリカ・トランプ大統領は嫌いです。 アメリカ国内の支持率も低水準にありますが、ひところに比べると上昇しているとか。...
View Articleフランス国鉄、大規模スト突入 一方で進む通勤・働き方改革 重なる“スト権スト”の記憶
(ストライキ初日、ごった返すリヨン駅のホーム(2018年4月3日撮影)【4月5日 AFP】 大混乱のようにも見えますが、市民の側にも新たな対応が) 【仏マクロン政権の改革方針に反対するフランス国鉄 6月末までの3カ月間の大規模ストへ】 3月19日ブログ“フランス 概ね好評なマクロン大統領の「第3の道」を探る改革路線...
View Article高速鉄道、受注はしたものの・・・・中国・日本ともに問題山積 スペインはサウジで“悪夢”も
(昨年9月14日、高速鉄道の起工式でインド・モディ首相(右)と手を振る安倍首相【2017年9月25日 産経】 ただ、これから事業は相当な難産となりそうな雰囲気も) 【中国高速鉄道 多くの中国人に希望と自信を与える存在】 中国では、高速鉄道、モバイル決済、ネット通販、シェア自転車が「新4大発明」とされているようです。 ただ、これらが中国の発明なのかという話になると・・・...
View Articleカメルーン 少数派英語圏の混乱を覆い隠す、体制側による締め付けの結果としての「安定」
(2017年10月1日 道路を封鎖し、“独立国”「アンバゾニア」の旗を掲げて気勢をあげる英語圏住民【https://learningenglish.voanews.com/a/4059569.html】) 【総人口の約5分の1を占める英語圏の2州では死者が出る不穏な情勢】...
View Articleイラク 求められる多様性を認めた復興 多数派シーア派の中に“報われていない”との不満も
(シーア派の町で掲げられているイスラム国との戦いで命を落とした男性らの写真【3月13日 WSJ】) 【「若者に投資をしなければならない」「多様性の維持が成功につながる」】 イスラム国(IS)との戦闘には昨年末段階で一応勝利したイラクですが、残されたのは荒廃した国土と人心だけです。これから“復興”という新たな、そしてより困難な闘いに臨まなければならないのは言うまでもありません。 ****イラク復興...
View Articleシリアの軍事基地へのミサイル攻撃 イランの影響力拡大を警戒するイスラエルによるものか
(シリア中部にあるT4・ティヤス空軍基地の衛星写真(2018年)【4月9日 BBC】) 【複数の国籍(イラン人やヒズボラか)の戦闘員14人が死亡】 シリアの反体制派拠点(東グータ地区にある都市ドゥーマ)で4月7日、毒ガス攻撃によって49人もの死亡者が出たと医療支援団体が伝えています。...
View Articleイスラエル・パレスチナの“憎悪”の連鎖 反ユダヤ主義の欧米への拡散 新たな反ユダヤ主義
(3月28日 パリ、ホロコーストを生き延びた85歳のユダヤ人、ミレイユ・クノルさんが殺害されたのを受け、反ユダヤ主義に抗議するデモ【4月5日 日経】) 【パレスチナ人銃撃して歓喜するイスラエル軍兵士】...
View Article習近平主席の開放拡大を進める意向の表明で、米中貿易戦争は収束の方向へ向かう?
(【4月10日 Record china】 ボアオ・アジアフォーラム2018年度年次総会の開幕式の基調演説で、世界の投資家を安堵させた習近平国家主席) 【米中貿易戦争となれば、日本経済はマイナス成長に】...
View Articleミャンマー・ロヒンギャ問題 踏み込んだ発言を避けるスー・チー氏 問われることのない国軍の責任
(バングラデシュ・クトゥパロンの難民キャンプを訪問し、ロヒンギャ難民らと面会するウィン・ミャ・エー社会福祉・救済復興大臣(左、2018年4月11日撮影)【4月11日 AFP】 何やら揉めているようですが・・・) 【“レディー”の後継者は? 「大統領は交代可能だが、彼女は違う」】...
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