加速する日中関係改善の気運 国民レベルの交流に基づいた新たな関係を
(21日、東京都渋谷区の代々木公園で開幕した「チャイナフェスティバル2019」の会場【9月21日 産経】) 【中国TV 安倍首相の祝賀ビデオメッセージのほぼ全文を放映】 日韓関係の悪化、トランプ政権のもとでの日米関係の不透明感、より基本的には今後の東アジア世界における中国の影響力拡大が想定される情勢等々の事情を背景に、昨今の日中関係が急速に改善・緊密化していることは周知のところです。...
View Articleサウジ 皇太子、「監督責任」は認めるも関与は否定 信用失墜、アメリカでも冷ややかな空気
(【9月28日 日本海テレビ】 観光ビザ発給で、ようやく観光客に門戸を開くようですが、砂漠以外に何があるのか・・・、それにこんな女性ばかりでは・・・。まあ、お金持ち向けの豪華ホテルはあるのでしょうが) 【監督責任は認めるものの、皇太子の事件関与はこれまで同様否定】...
View Article「貧者の兵器」ドローンが秘める紛争の形を変える可能性 ドローン対応で「超後進国」日本
(中国の戦闘用水陸両用ドローン「ウミイグアナ」【9月29日 GLOBE+】) 【サウジ石油施設攻撃で明らかになった「貧者の兵器」ドローンの有用性】 イランだか、イエメン・フーシ派だか、あるいはそれ以外の者によるもだかはわかりませんが、サウジアラビアの石油施設が攻撃を受けた件は、アメリカとイランの核合意をめぐる対立あるいは交渉に多大な影響をもたらし、両国関係の行方は混迷を極めています。...
View Articleイエメン フーシ派の相互攻撃停止提案 サウジの部分停戦合意報道も 一方でフーシ派「大戦果」公表
(サウジアラビア南部ナジュランで、イエメンの反政府武装組織フーシ派が8月に拘束した暫定政権側の捕虜とされる画像。フーシ派傘下のアンサルラ・メディアセンターが公開した映像より(2019年9月29日公開)【9月30日 AFP】 フーシ派は「サウジ兵」と呼んでいるようですが、画像を見る限り、「サウジ兵」とか「暫定政府軍兵士」というより、そこらの部族民兵寄せ集めという雰囲気です。) 【フーシ派...
View Articleオーストリア総選挙 極右「自由党」大敗 中道右派・クルツ前首相返り咲き 「緑の党」躍進
(【10月1日 SankeiBiz】オーストリアの首都ウィーンで、投票後の最初の出口調査結果発表を受けて、舞台で手を振る中道右派・国民党党首セバスティアン・クルツ前首相(2019年9月29日撮影) 前回2017年選挙を受けて首相に就任したときは31歳と、世界最年少の首相でした) 【極右「自由党」の動向は、欧州のほかの右派や極右政党の勢いにも影響を与える可能性】...
View Article日本の入管施設の長期収容問題 「仮放免」を求めるハンスト、「餓死」も 東京五輪に向けた治安対策
(大村入国管理センター。廊下側(手前)も窓側も鉄格子でふさがれている。左奥の小窓のついた一画はトイレ【2016年12月31日 withnews】) 【オーストラリアの難民収容施設での長期収容 「われわれが相手にしているのは人間だ」(パプアニューギニア首相)】...
View Articleイラン ロウハニ大統領はマクロン仲介を評価 サウジが対話路線に転換か
(最高指導者ハメネイ師は10月2日、イラン革命防衛隊司令官らと会談し、「米国による最大限の圧力政策は失敗した。イランは覇権主義体制に屈することはない」と強調し、「イランが望む結果に至るまで、断固として核合意の責務縮小を継続する」と語りました。【10月2日 ParsTodayより】」 【実現しなかったアメリカとの首脳会談】 イランをめぐる情勢。...
View Articleトランプ大統領、習近平国家主席に「米中間の貿易交渉が進展すれば、香港問題については黙り続ける」
米国旗や「SOS」と書かれた紙を掲げ、米総領事館に向かって行進する香港のデモ隊=8日、平井良和撮影【9月14日 朝日】 【“密室で香港の人々を売り飛ばす”トランプ大統領】 香港での反政府抗議活動が収まらないのは周知のところです。...
View Articleイラク 復興の遅れに抗議デモ むき出しの暴力で増加する犠牲者
(イラク・バグダッドで、抗議デモに参加する人々(2019年10月4日撮影)【10月5日 AFP】 【増加する犠牲者、100人近い死者とも】 現在、旅行中で時間がとれないので、簡単に気になっている記事の紹介だけ。 イラクでの混乱が拡大しているようで、死者数が時間を追うごとに膨らんでいきます。 現時点の報道では「100人近い」とのことですが、それも定かではないようです。...
View Article気候変動はもはや仮定の話ではなく、現実の問題となっている
(ノルウェー、スバールバル諸島北東島の氷冠から滝のように流れ出る融解水。北極圏は、地球のどこよりも温暖化の進行が速く、氷が急速に解け出している。【10月6日 NATIONAL GEOGRAPHIC】) 【予測の計算はAIで可能。しかし、なんのために予測するのか、予測をふまえてなにをするのか。それを考えるのは人間】...
View Articleシリア北部 「同盟者」クルド人勢力を見捨てて米軍撤退 トランプ外交はジェットコースター状態に
(シリア北部・トルコ国境沿いの要衝ラス・アルアイン郊外にある米軍主導の有志連合軍基地そばで、米軍車両を囲んでトルコの脅威に抗議するシリアのクルド人たち(2019年10月6日撮影)【10月7日 AFP】) 【トルコの対クルド人勢力軍事作戦に米軍は関与も支援もしない】...
View Articleアフガニスタン 再び混乱も懸念される大統領選挙結果 米・タリバン和平協議再開の動きも
(多くの国でも行っていますが、アフガニスタンも二重投票防止のため、投票時に投票したことを示す1週間は消えない特殊インクを指につけます。 写真【10月3日 AFP】は、前回選挙で「投票した罰」としてタリバンからインクのついた指を切り落とされた小説家レザ・ホラミさん。「私はテロには屈しないということを示すため、2019年も投票に行った」) 【タリバンの妨害のなかでで強行された大統領選挙】...
View Article南米エクアドル 燃料補助金撤廃を契機に大規模な反政府行動 左派前政権と右傾化した現政権の確執も
(エクアドル首都キトの議会周辺の攻防 治安当局のものと思われる車両の左手に写っている人物は、後ろから走ってきたこの車両に跳ね飛ばされて、路上にあおむけに吹き飛ばされる瞬間です。画像は【10月9日 AFP】より) 【左派政権による財政悪化、IMF主導の財政改革 補助金撤廃への抗議・・・という、よくあるパターン】 今日は遥か海のかなた、南米の話。...
View Articleチャイナリスク 香港問題で米中の板挟みに状態となった米プロバスケットボール協会
(レイカーズ対ネッツ戦のポスターをはがす作業員【10月10日 WSJ】) 【中国側の怒りとアメリカ国内の批判の板挟みに】 人権・自由・民主主義という基本的な価値観において欧米・日本と大きく異なる中国ですが、中国に進出する民間企業にとっては中国は経済市場としては無視できない存在、場合によっては死活的に重要な存在となります。...
View Article米中貿易戦争 民主主義もしくはトランプ政権の脆弱性から部分合意へ? ウイグル“カード”も
(トランプ氏(左)は習国家主席との個人的な関係を利用して、交渉の行き詰まりを打開してきた【10月2日 WSJ】) 【「我慢比べ」では不利な民主主義体制】...
View Articleインド トイレ普及にスマートシティー建設 政権が誇る成果とは異なる実態も
(農村では水の利用が限られていることもあり、食器の洗い場(左)とトイレ(右)が家屋を出たところに、一緒に設けられていた。食べた後の食器も不浄とされる。このトイレは、排泄物が地下の槽にいっぱいにたまり、使われていなかった=バラナシ、奈良部健撮影【2017年11月26日 朝日】) 【「印パ核戦争」の脅威】...
View Articleトルコ軍の対クルド軍事侵攻 存在感を高めるロシア 曖昧なトランプ米政権の対応
(トルコ国境に近いシリア北東部ラスアルアイン付近に集結した親トルコのシリア人民兵の戦車(2019年10月12日撮影)【10月13日 AFP】) (【10月13日 朝日】) 【現地勢力を代理人として使う大国】 トランプ大統領の実質的了解を得た形でシリア北部・クルド人勢力支配地域に侵攻したトルコ軍の攻勢が続いており、10万人が避難を余儀なくされています。...
View Articleポーランド “EU懐疑派”の右派与党「法と正義」、総選挙で過半数維持 微妙なEUとの関係
(ポーランド・ワルシャワで、出口調査結果の1回目の発表を受けて花束を受け取る右派与党「法と正義(PiS)」のヤロスワフ・カチンスキ党首(右、2019年10月13日撮影)【10月14日 AFP】) 【西欧的民主主義とは異なる価値観を掲げる右派与党】 ハンガリーやポーランドなど東欧諸国において、ハンガリー・オルバン首相の掲げる中国・ロシアをイメージした「自由でない民主主義(illiberal...
View Articleナイジェリア ボコ・ハラムに「赤ちゃん工場」「拷問寄宿学校」 されどナイジェリア、アフリカ
(ナイジェリアの最大都市ラゴスの世界最大規模の海上スラム「マココ」で、木製のボートをこぐ子どもたち【8月16日 GLOBE+】) 【未だ衰えていないボコ・ハラム ドローンを駆使し、政府軍より高度な武器も】 アフリカの地域大国、ナイジェリア。 しかし、ナイジェリアと聞いて思い浮かべるのは、やはりイスラム過激組織ボコ・ハラムです。...
View Articleツバルなど島しょ国家 海面上昇による水没・洪水被害で国家の存続をかけた取り組み
(高潮で冠水したマーシャル諸島マジュロ環礁のエジット島(2014年3月3日撮影)【2月23日 AFP】) 【水没以前に洪水で居住不可能に】 台風19号の被害にあわれた方々には、謹んでお見舞い申し上げます。...
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