イギリス コロナワクチンに関しては、EUの規制を抜けたことでハイペースのワクチン接種を実現
(【2月17日 NHK】) 【ブレグジットによる物流混乱 今のところは限定的か】 イギリスが経過措置を終了してEUからの実質的完全離脱してひと月半以上が経過しますが、当然に物流の混乱はあるものの、それほど大騒ぎになるほどでもないようで、あまり多くの報道はなされていません。(世の中はコロナ騒ぎ・ワクチン接種開始で、それどころではないという面もあるのでしょうが) ****英 EUとの新関係...
View Articleミャンマー 国軍への抗議行動続く 蘇る「虐殺」の記憶 中国はどこまで国軍を支えるのか?
(【2月17日 共同】最大都市ヤンゴン中心部の幹線道路では数千人が交差点を占拠 画像中央奥に見える仏塔はスーレーパゴダ) 【国軍は選挙を行うとは言っているものの、与党NLDを無力化した後か】 ミャンマーでの軍部クーデターによって拘束され自宅軟禁状態にあると思われるスー・チー氏は、当初拘留期限が今月15日とされていましたが、その後17日に延長、更に別件でも訴追と、解放される目途はたっていません。...
View Articleイラン核合意へのアメリカの復帰 現状は厳しいものの改善を模索する動きも
(【2月17日 NHK】) 【イラン・アメリカ 両国のトップが、互いに相手が先に行動を起こすべきだと主張して相譲らない状況】 周知のように、イランと米バイデン政権に関して、トランプ前大統領が一方的に離脱したイラン核合意への復帰をめぐっての動きが報じられています。...
View Articleアメリカ バイデン政権「America is back」 同盟関係重視で臨む「最も重大な競争相手」中国
(オンライン形式で行われた「ミュンヘン安全保障会議」で演説するバイデン大統領【2月20日 WSJ】) 【トランプ前政権からの決別 America is back】...
View Article中国への対抗姿勢をとるインド・欧州各国の事情
(ドイツ軍のフリゲート艦【2月8日 朝日】) (フランスの攻撃型原子力潜水艦エムロード【2月9日 AFP】) 【中国が2年ぶりに米国に代わって日本にとって最大の輸出相手国に返り咲く】...
View Articleアフガニスタン あまり注目されていない民間人誤爆に関する欧州人権裁判所の合法判断
(アフガニスタン北部クンドゥズ州のMadrasa村で、イスラム武装勢力タリバンが乗っ取った燃料輸送車に対して国際治安支援部隊(ISAF)が攻撃を行った現場を調査する治安部隊隊員ら(2009年9月4日撮影)【2009年9月10日 AFP】) 【NATO 撤退判断を見送り アフガニスタン大統領は歓迎】...
View Articleベラルーシ ルカシェンコ大統領 ロシアとの連携を背景に力ずくの体制固め
(会談に臨むプーチン氏㊧とルカシェンコ氏(22日、ソチ)=ロシア大統領府提供・ロイター【2月22日 日経】) 【辞任は「平和と秩序が戻り、抗議活動がないこと」が条件 時期は明言せず続投に含み 退任しても「院政」】...
View Articleミャンマー・クーデターへのASEAN対応 インドネシアが選挙実施案 結果的にはクーデター容認にも
(ヤンゴンで18日、警官隊の前でアウンサンスーチー氏の肖像を掲げる抗議デモの参加者=AP【2月23日 朝日】) 【国軍 「命を失う可能性がある」と警告 難しい抗議行動】 ミャンマーの国軍によるクーデターに対して、連日抗議行動が行われていること、22日にはゼネストが呼びかけられたことは報道のとおり。...
View Article米中関係 中国は「競争相手」か、「敵対国」か? ゼロサムゲーム的な「覇権争い」か?
((Dilok Klaisataporn/gettyimages)【2月15日 WEDGE Infinity】) 【「競争相手」と「敵対国」】 中国を「最も重大な競争相手」と呼び、共通の課題では協力を模索する「現実路線」を取りつつも、経済慣行、人権侵害、台湾問題なんどでは厳しい姿勢で臨むとする米バイデン大統領の対中国対応については、2月20日ブログ“アメリカ バイデン政権「America is...
View Articleイランとアメリカ ともに国内に強硬派 譲歩が困難な状況での“チキンレース”
(【2月24日 FNNプライムオンライン】右はイラン最高指導者ハメネイ師 ハメネイ師は22日、核活動を巡るアメリカの圧力に決して屈しないと述べ、兵器に利用する意図はないとしつつも、必要に応じてウラン濃縮度を最大60%に引き上げる可能性があると述べています。【2月23日 ロイターより】) 【バイデン政権 イランを背景とするイラク武装勢力の挑発に「相応の軍事的対応」】...
View Articleコロンビア 精鋭軍を投入して反政府勢力や麻薬密売組織の制圧に乗り出す 国内政治には不満も
(コロンビア中部トレマイダ軍事基地で精鋭軍の始動式典に出席して准将に国旗を手渡すイバン・ドゥケ大統領(中央左)【2月27日 AFP】) 【反政府勢力や麻薬密売組織の制圧に精鋭軍投入】 南米コロンビアと言えば、麻薬コカインの栽培・製造、反政府左翼ゲリラの活動などが連想されます。 麻薬密売組織と左右武装勢力は結びついて、武装勢力の資金源となっていること多いとも。...
View Articleアメリカ 新政権による移民政策の転換 米成長モデルを支える移民による人口増
(メキシコ北部の町、ティファナ 2月19日 アメリカの移民政策変更に期待して国境窓口に集まった移民【2月20日 NHK】 40年ほど昔、アメリカ側サンディエゴからの買い物観光でこのゲートを出入りしたことがあります。) 【移民政策を大きく転換させるバイデン政権】...
View Articleアメリカ サウジとの関係「再調整」 「実力者」皇太子の事件関与を認める報告書公表
(現在のバイデン米大統領(右)とサウジアラビアのサルマン国王=リヤドで2011年10月27日、AP【2月27日 毎日】) 【アメリカのイラン核合意復帰への道筋は更に不透明に】 アメリカの中東政策に関しては、イランとの核合意復帰をめぐる「チキンレース」について、2月26日ブログ「イランとアメリカ ともに国内に強硬派 譲歩が困難な状況での“チキンレース”」で取り上げたところです。...
View Articleアメリカ 新型コロナ禍のなかで増加するアジア系へのヘイトクライム
(NYロウアーマンハッタンで2月27日、アジア人差別に抗議し、ヘイトクライム(憎悪犯罪)の撲滅を呼びかける集会「Rise Up Against Asian Hate」が開催され、数百人が集まった。集会はアジア系アメリカ人連盟が組織した。【2月28日 mashup NY】 【「外に出るのが怖い」】...
View Article中台“パイナップル戦争” 中国禁輸で日本への販路拡大の期待も
(蔡英文総統の日本語ツイート) 【輸出の97%を占める中国向けがストップ 政治的嫌がらせか】 巨大市場を誇る中国が、取引相手国への政治的圧力のために輸入規制を利用する・・・というのは、対オーストラリアなどでも顕著ですが、当然ながら台湾に対しても。 ****中国、台湾産パインを禁輸に 理由は害虫?嫌がらせ?****...
View Articleタイ 反政府デモ再燃 警察が実力行使 ミャンマーと連動
(タイ・バンコクで、催涙ガスを浴びて顔を洗ってもらっている民主派デモの参加者(2021年2月28日撮影)【3月1日 AFP】) 【ミルクティー同盟】 しばらく沈静化していた感もあったタイの民主化・王室改革などを求める反政府行動が再び再燃しています。 ****タイ首都で政権退陣求めるデモ、警察が数か月ぶりの実力行使****...
View Articleロシア・プーチン大統領 欧米への警戒感・猜疑心から高まる欧米との緊張
(1991年に引き倒され、現在はモスクワ市内の公園で保管されるKGB創設者ジェルジンスキーの像【3月5日 共同】) 【ソ連の世界観に回帰するプーチンとその支持層】 ロシアでは、毒殺未遂事件の反体制派指導者ナワリヌイ氏が「プーチン宮殿」動画などでプーチン批判を強めるなかで、プーチン大統領の国民評価は割れています。特に、世代間の差が大きいようです。...
View Articleミャンマー 続く抵抗に武力弾圧を強める国軍 今後に繋がるか、NLD新組織と軍・警察からの離反
(負傷したデモ参加者の応急手当てにあたった救急隊員3人を救急車から降ろし、銃床や警棒で打ちのめす治安部隊 【3月5日 ANN】) 【激しい抵抗に苛立つ軍政 武力弾圧を強める】 多くの報道があるように、ミャンマーの軍事クーデターに対する市民の抵抗が続いており、それに対する鎮圧行動は激しさを増し、ロイター通信によれば、クーデター以降少なくとも55人が死亡したとのことです。...
View Article南シナ海・東沙諸島 ハードルの高い台湾進攻にかわる「成果」を誇示したい習近平主席
(小島と環礁でつくられる東沙諸島はこれまでほとんど注目されてこなかった。台湾が実効支配するが、中国との距離のほうが近い【小笠原 欣幸氏 Newsweek 2021年2月23日号】) 今日・明日は旅行中のため、目に付いた記事を簡単に紹介する形で。 南シナ海の南沙諸島・西沙諸島は、中国の強引な領有権主張で普段に目にしますが、東沙諸島というのは・・・・。...
View Articleミャンマーを追われ、周辺国からも追われ、行き場のないロヒンギャ
(ロヒンギャの少女の顔には、「タナカ」が塗られていた。これはミャンマー独特の習慣だ【2月14日 NATIONAL GEOGRAPHIC】) 【同化を拒むミャンマー 軍事クーデターで遠のく事態改善】 ミャンマー西部、ラカイン州に暮らすスラム系少数民族ロヒンギャについては、ミャンマー国軍による民族浄化と言うべき暴力・虐殺・レイプ・放火などによって、その多くが隣国バングラデシュに追いやられています。...
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