ミャンマー 8日に総選挙 「ザ・レディー」ことスー・チー氏はどこへ向かうのか?
(ミャンマー・ヤンゴン郊外で開催された国民民主連盟(NLD)の選挙集会(2020年10月25日撮影)【11月6日 AFP】 車の前面にはスー・チー氏の看板 国内的には、シー・チー氏の威光はいまだ健在のようです。) 【与党 議席減も過半数維持が焦点 悪くとも第1党は維持か】 ミャンマーでは11月8日に総選挙が行われることについては、10月21日ブログ“ミャンマー コロナ禍のもとでの総選挙...
View Article台湾のWHOオブザーバー参加を求める米・欧州からの要請はあるものの、固い中国の姿勢
(厚労省の幹部(右)に要望書を手渡す日華懇の古屋圭司会長【11月5日 フォーカス台湾】 日本の超党派議員連盟「日華議員懇談会」(日華懇)は4日、WHO年次総会への台湾のオブザーバー参加に向けた働き掛けを強化するよう求める要望書を外務省と厚生労働省に提出しました。) 【中国 「一つの中国」を認めない蔡英文政権の参加を拒否】...
View Articleロシアから見た対米・対中関係 “地球温暖化 燃えるシベリア、溶ける北極海での中露対立”との指摘も
(中国の習近平国家主席(左)は(2019年6月)5日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領(右)を「親友」と呼び、友好関係をアピールした。【2019年6月6日 BBC】) 【プーチン大統領、パーキンソン病で年明け辞任???】 政治指導者はしばらく公に姿を見せないと健康問題がすぐに囁かれますが、その十中八九はガセ・フェイク。 ・・・・とはわかっていても、ついつい見入ってしまうことも。...
View Article中国社会 日本とそんなに大きな差異はないのかも・・・と思える記事
(中国は、共働きの家庭が日本よりはるかに多い国です。上海の専業主婦の割合はわずか5.7%。東京の10分の1にも足りません。【ベネッセ教育情報サイト】) 【中国「専業主婦」をめぐる議論】...
View Article米大統領選挙 バイデン氏当確への祝意 急ぐ国、遅れた国、保留する国 それぞれの事情
(ネタニヤフ首相のツイッターアカウント。背景画像には、トランプ氏と向き合った写真が使われている【11月8日 朝日】) 【バイデン氏の国際協調重視への復帰を期待するG7各国 速やかな祝意表明】...
View Article新型コロナワクチン 高まる期待 米・ロシア・中国産ワクチンの状況 政治化する状況も
(【11月11日 AFP】) 【“90%超に有効”とは?】 新型コロナに関しては、日本はいよいよ第3波の状況になっているようですが、まあ、仕方ないでしょう。 経済活動や日常生活をそうそう止める訳にもいきませんから、そのなかで感染の拡大・縮小を今後も繰り返していくのでしょう。...
View Articleアルメニアの「事実上の敗北」で停戦合意したナゴルノカラバフ紛争 「苦渋の決断」と国民の怒り
(アルメニアの首都エレバンにある政府庁舎前で、係争地ナゴルノカラバフをめぐる停戦に抗議するデモ参加者を拘束する警察(2020年11月11日撮影)【11月12日 AFP】) 【「筆舌に尽くし難いほどつらい」(パシニャン首相) アルメニアの事実上の敗北で停戦合意】...
View Articleフランス 2度目のロックダウン 今春に比べると「緩め」 規制徹底を難しくする根強い個人主義も
(フランスの新型コロナ新規感染者数推移) 【2度目の都市封鎖は緩め」】 日本も新型コロナ第3波といった状況になりつつありますが、周知のように欧州では一足早く猛烈な感染拡大に見舞われています。 フランスの感染者数は累計でロシアを抜き世界第4位になったとか。 10月30日からは、今年の春以来となる全土での外出制限(ロックダウン)も始まりました。...
View Article移民・難民をめぐる状況、新型コロナでカオスに それでも増加する命がけの密航
(リビア・フムスの浜辺に運ばれた、転覆した移民船の生存者ら(2020年11月12日撮影)【11月13日 AFP】) 【新型コロナ禍で難民再定住事業はカオスへ】 欧米を目指す移民・難民の話題は、欧州に大挙押し寄せた頃に比べると目立たなくなってはいますが、状況が改善した訳でもなく、今年3月以降の新型コロナ禍による国境封鎖、国際フライトの運航停止などによってむしろ悪化しています。...
View Articleタイ 長期化する若者らの抗議行動 王室改革をも求める声に「愛」を語るワチュラロンコン国王
(地下鉄の開通式に出席後、集まった支持者に手を振るワチラロンコン国王(左)とスティダー王妃=タイの首都バンコクで2020年11月14日 【11月15日 毎日】) 【長期化する抗議行動 若者らの3つの要求】 これまでも何回か取り上げてきたタイにおける若者らの政府への抗議行動は、思いのほか長期化し、いまも継続中です。...
View Articleエチオピア “ノーベル平和賞受賞者”のアビー首相のもと、民族間の遺恨は解消せず戦闘へ
(【11月15日 NHK】 戦闘を避けて隣国スーダンに逃れる人々のようです) 【“ノーベル平和賞受賞者”のアビー首相 ティグレ人勢力との戦闘に踏み切る】 アフリカでは民族間の対立は珍しくありませんが、東アフリカ・エチオピアも、実権に握っていた少数民族ティグレ人(人口比6%)と、これに不満を持つ多数民族オロモ人(人口比34%)の間で混乱がありました。...
View Articleペルー 腐敗体質の政治家全体への国民の怒りが噴出 1週間で3人目の大統領
( ペルーの首都リマの議会前で、マヌエル・メリノ大統領の辞任に歓喜する人たち(2020年11月15日撮影)【11月17日 AFP】) 【汚職対策を進めたビスカラ大統領 意趣返しで野党勢力によって罷免】...
View Article中国 武漢でのコロナ対応の誤りを認めないことにも示される国家主義への傾斜
(江漢路を行き交う人々=8月12日、湖北省武漢市【11月5日 NNA ASIA】) 【武漢での原因不明の肺炎の発生を公表して処分された医師 死後に名誉回復はなされたものの、当局の隠蔽による被害に関しては言及なし】...
View Articleアメリカ 敗北を認めないトランプ大統領 深まる分断 安全保障の問題も 「駆け込み外交」続々
(【11月19日 朝日】) 【「不正選挙」主張で深まる国民の分断・憎悪】 トランプ大統領が選挙結果を認めようとしないのは相変わらずです。 いささか駄々をこねる子供のような感も。 ****オバマ氏「自分の子なら叱る」 敗北の受け入れ、与党に説得促す****...
View Article新型コロナ WHO「この山は、ワクチンなしで登らなければならない」
(“サイゼリヤは、食事用マスク「しゃべれるくん」を開発した。客自身のマスクと、備え付けの紙ナプキンを使ってその場で作るもので、紙ナプキンが口元を覆うため、会話しながら食事をしても感染リスクを抑えることができるという。”【8月7日 Impress Watch】 要するにマスクで紙ナプキンを止めただけのもののようです。...
View Articleアゼルバイジャン・アルメニアの停戦 係争地の帰属も住民の遺恨も将来に持ち越し
(14日、引き渡しが決まったアルメニアの実効支配地で燃え上がる住宅。退去する住民らが自宅に火を放っている=AFP時事【11月20日 朝日】) 【プーチン大統領 最終的な帰属は将来の指導者で】 ナゴルノ・カラバフ地域の支配圏をめぐる(ロシアと同盟関係にある)アルメニアと(トルコが支援する)アゼルバイジャンの争いが、アゼルバイジャンの「実質的勝利」で“とりあえず”停戦したことは報道のとおり。...
View Article中国の「日本街」 両国民感情・相互理解の改善に資するなら「いいんじゃない?」
(【9月28日 Searchina】 オープン直後の広東省佛山市の「日本街」) 【悪化した日本の対中国感情 中国側の対日本感情には大きな変化なく、改善貴重維持か】 新型コロナによって日中間も国民レベルの往来が途絶えていますが、相手国に対する国民の好感度は、日本の対中国が尖閣諸島周辺の問題もあって悪化したのに対し、中国側の対日本はあまり変化しておらず、依然「改善基調」にあるとも考えられます。...
View Articleベトナム 相次ぐ技能実習生犯罪の背後に悪質ブローカーの存在
(ベトナム北部の農村。実習生の多くはこうした地方の出身だ【11月22日 室橋 裕和氏 文春オンライン】) 【相次ぐ在留ベトナム人の犯罪】 10月末に、群馬県で家畜・果物などを盗み組織的に販売していたベトナム人グループが逮捕されました。 ****家畜千頭を盗難…「群馬のボス」率いるベトナム武装集団の闇手口**** ベトナム人の窃盗集団による家畜盗難が相次いでいる。...
View Articleタイ 当局対応・デモ隊、双方がエスカレート傾向 首相は不敬罪適用も示唆 注目される25日デモ
(デモ会場に登場した「黄色いアヒル」【11月24日 FNNプライムオンライン】 周囲で片手をあげているデモ参加者は「抵抗」のシンボル「三本指サイン」 ユーモラスな光景とは裏腹に、緊迫する情勢は「危険水域」に近づいているとも) 【放水・催涙弾、実弾射撃、一方で警察本部にペンキ エスカレートする攻防】...
View Articleポーランド・ハンガリーなどの中東欧諸国 コロナ復興でEUが求める「法の支配」を拒否
((メラニア夫人の故郷)スロベニア・セブニツァ近郊で披露されたメラニア・トランプ米大統領夫人の銅像【9月16日 AFP】 この銅像は2代目。初代は木造で水色の服を着ていましたが、7月に放火で焼失しました。) 【EUのコロナ復興基金 権威主義的傾向を強めるポーランド・ハンガリーの反対で運用が遅れる可能性も】...
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