トルコ 政府批判を許さないエルドアン政権 “テロ地獄”更に悪化の懸念も
(昨年のクーデター未遂の際に反乱勢力に空爆された国会議事堂の破片が入ったトルコ政府の新年のカード。仏パリで(2017年1月6日撮影)。【1月7日 AFP】) 【欧米の批判に不満を募らせるエルドアン大統領】...
View Article男性優位社会で女性に強いられる身体的犠牲「胸アイロン」 男性の性的暴力に関し、女性への責任転嫁も
(2011年アフリカにおける“女性器切除(FGM)”分布図 【ウィキペディア】 「胸アイロン」が広く行われるカメルーンは、上図ではFGM実施地域に接してはいますが、北部以外は地域側にあるようです。FGMに加え「胸アイロン」も・・・となると悲惨です。) 【男性優位権力に問われる“やる気”】 なんだかんだ言っても、今の世の中が圧倒的に男性優位社会であることは改めて言うまでもないことです。...
View Articleキプロス 南北再統合に向けて交渉再開 「キプロス史のページをめくる」年になるか?
これまでもときどき取り上げてきた、分断状態にあるキプロスにおける南北再統合の話が再び動く気配があるようです。 ****スイスで再統合交渉再開=合意へ機運も予断許さず―キプロス****...
View Article欧州難民問題 受け入れが進まないなかで寒波による死者も 重要な受け入れ後の社会統合対策
(ジーンズを縫う、シリア難民のマフムード・オマル。「できるだけ早く独り立ちしたい。そうすれば自分を受け入れてくれたこの国にお返しすることができる」【1月6日 東洋経済online】) 【昨年、地中海で死亡した難民らは5000人超】 一昨年、昨年、欧州を揺るがしている難民問題。 流入する難民数は減少しているものの、未だ止んでおらず、今年も難民への対応が大きな政治課題となっています。...
View Article日本 人口減少・高齢化が進む中で、外国人を生活者として受け入れ共生を
【本格的な人口減少時代に入った日本】 経済予測、国際情勢に関する予測・・・いろんな不確かな“予測”があるなかで、人口に関する予測は現在生存している人がベースになりますので、戦争による大量死亡とか、ベビーブームによる出生数の急増とか、移民政策の変更でい移民に門戸を開くとかがない限り、ほぼ確実に現実となる“確かな予測”です。その動向に若干のペースアップ・ダウンはあるにしても。...
View Articleフランス やはりルペン氏は勝てない? ダークホースはマクロン前経済相 仏版「働き方改革」
(39歳 イケメン 投資銀行出身 公職選挙未経験で仏大統領を目指すマクロン前経済相 【2016年11月17日 AFP】) 【フィヨン氏がルペン氏に大差で勝利?】 昨年のイギリスのEU離脱決定、アメリカのトランプ氏勝利という、エスタブリッシュメントの予想・期待に反するような“ポピュリズム”とも言われる流れを受けて、今年の欧州は反EUの動きが大きなうねりとなるのか・・・・が注目されています。...
View Articleインド 高額紙幣無効化断行はキャッシュレス化・デジタル化を目指すモディ首相の”英断”か?
(母親が建設現場で働く間、40℃を超す暑さの中、9時間石につながれる幼児 インド西部グジャラート州最大都市アフマダーバード 【2016年12月26日 ロイター】) 【「貧困層への拷問だ」】 インド・モディ首相による高額紙幣無効化断行については、2016年11月18日ブログ“インド 行動力自慢のモディ首相による突然の高額紙幣使用停止...
View Articleタイ 新国王、憲法草案の修正を要請 民政復帰も延期 政治バランスに変化も
(タイ軍事政権のプラユット首相(中央左)や、プレム・ティンスーラーノン枢密院議長(ピンク色のベルト)らの即位要請を受諾したチャクリ王朝第10代国王、ラマ10世(右)。テレビ・プールが放映した映像から(2016年12月1日撮影)。【2016年12月2日 AFP】 国王の影響力の大きさがうかがい知れる写真です。) 【国民人気が影響する国王・君主と国民の関係】...
View Article西アフリカ・ガンビア 奇行の独裁者ジャメ大統領、選挙敗北を認めず居座り 軍事介入の動きも
(2013年6月、第5回アフリカ開発会議(TICAD V)に出席のため訪日したガンビア・ジャメ大統領と握手する安倍首相【首相官邸サイト】 “奇行の独裁者”も、中国とのアフリカ支援競争にあっては貴重な1票・・・でしょうか) 【「憲法クーデター」が相次ぐアフリカ】...
View Articleミャンマー 結果を出せないスー・チー政権 言論の自由にも影 “笑顔が消えた”スー・チー氏
(ミャンマーの村で展開された警察による掃討作戦で、地面に座らされたロヒンギャ人の村人を蹴る警官(写真後方左)。写真左に写った警察官のゾー・ミョー・タイ氏が撮影し、ユーチューブに投稿された映像の一場面から(2016年11月5日撮影)【1月4日 AFP】 それでも、政府の調査委員会は「虐殺や迫害はなかった」との中間報告) 【政府の調査委員会「(ロヒンギャ)虐殺や迫害はなかった」】...
View Articleベーシックインカム 「人は何のために働くのか?」 フィンランドで試験的導入開始
(【2014年8月20日 THE PAGE】) 【貧困の削減だけのためのものではなく、むしろ生き方、働き方に関わる問題】 最低限所得保障の一種として“ベーシックインカム(basic income)”というアイデアがあります。 政府がすべての国民に対して最低限の生活を送るのに必要とされている額の現金を無条件で定期的に支給するという制度です。...
View Article激変する国際秩序 保護主義のアメリカに代って中国が自由経済圏の「旗手」?!
(スイス・ダボスで開幕した世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)で講演する中国の習近平国家主席(2017年1月17日撮影)【1月18日 AFP】) 【アメリカでトランプが登場したことで、「わが国の独裁者がまともに見えるようになった」】...
View Article中国 恒例「春節大移動」 「千歳空港事件」の顛末 「春節恐怖症」のことなど
(年末の“千歳空港事件”のとき、空港内の売店では食べ物が売り切れていて手に入らないし、空港ターミナルは深夜、暖房が切られとても寒くなる。生後10か月の乳児を抱えた人もいて、ミルクをつくるためのお湯も手に入らない・・・といった状況だったようです。【1月17日 西本紫乃氏 WEDGE Infinity】) 【“春節”で日本にも多くの中国人観光客が 期待される相互理解】...
View Article香港 3月に行政長官選挙 北京提示の“改正”案否決により従来方式で 深まる亀裂・開けぬ展望
(昨年6月 北京提示の“疑似普通選挙案”が否決されたときに掲げられた横断幕 【2016年6月19日 WSJ】 ただ、その後の展望は開けていません) 【北京に“詰め腹を切らされた”現長官は不出馬 ナンバー2と3の争い】 中国からの独立をも視野に入れた動きが若者らを中心に広がる香港ですが、今年3月には香港行政トップである行政長官を決める選挙が行われます。...
View Articleトルコ 強力な大統領制を目指すエルドアン大統領 ロシア・トランプ新政権協調で中東新秩序へ
(1月18日、エルドアン大統領と石井国土交通大臣の会談が首都アンカラの大統領府総合施設で行われました。 トルコが建国100周年となる2023年の完成を目指している巨大プロジェクト「チャナッカレ1915年橋」の建設を行う企業を選ぶにあたり、石井大臣は日本企業参加をアピールしたようです。...
View Articleナイジェリア ボコ・ハラムによる混乱と急展開するIT革命 “古いアフリカ”と“新しいアフリカ”
(ナイジェリア空軍の戦闘機による誤爆を受けた北東部ボルノ州の避難民キャンプ【1月20日 AFP】) (ナイジェリア首都ラゴスのイノベーションセンター「Ccハブ」) 【“古いアフリカ”のジャメ大統領、退陣】 1月15日ブログ“西アフリカ・ガンビア 奇行の独裁者ジャメ大統領、選挙敗北を認めず居座り...
View Articleポピュリズム・「自国第一」の波 まずアメリカを飲みこみ、次いで欧州をうかがう
(独西部コブレンツで21日、集会後の記者会見に臨む欧州右翼政党の党首ら。左からオランダのウィルダース自由党党首、ペトリ「ドイツのための選択肢」党首、1人置いてフランスのルペン国民戦線党首、イタリアのサルビーニ北部同盟書記長【1月23日 朝日】) 【“単純化”“人気取り”の是正・歯止めとなるべきメディアを否定・攻撃するトランプ流政治】...
View ArticleNATOの対ロシア戦略の要ポーランドの民主主義逸脱 必ずしもロシア脅威論だけではない欧州
(ポーランドの議事堂前で、議場占拠の翌日に行われた野党支持者らによる反政府デモ(2016年12月17日撮影)【2016年12月18日 AFP】 掲げられた“KACZO”という言葉、よくわかりませんがアヒル、更には実力者カチンスキー氏(Kaczyński)に関連した言葉でしょうか?) 【ポーランド:裁判所やメディアに対する統制を強める「法と正義」政権】...
View Articleエジプト テロの頻発と物価上昇・経済混乱 シシ人気に陰りも
(エジプトの首都カイロのスーク(市場)で果物や野菜を買い求める客ら。牛肉より安価なラクダ肉を宣伝する横断幕(右上)もあった=2017年1月19日、秋山信一撮影 【1月24日 毎日】) 【シナイ半島でも、カイロでも、そして南部でも】 私事ですが、3月末から4月初めにかけて、エジプト観光を予定しています。...
View Articleオランダ 「自由と寛容」の国での反移民感情の高まり
(独西部コブレンツの集会で21日、国旗が振られる中、登壇した欧州の右翼政党の党首ら 中央金髪男性がオランダ「自由党」のウィルダース党首 前列左端女性がペトリ「ドイツのための選択肢」党首、その横がフランスのルペン「国民戦線」党首 【1月23日 朝日】) 【EU崩壊に向けた「リードシープ(先導羊)」となる可能性】...
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