中国のウイグル族弾圧への批判を強めるアメリカ 収容所問題が国連人種差別撤廃委でも議論に
(ウルムチでの中国当局によるウイグル人虐殺事件から9年となる7月7日、日本ウイグル連盟が行った東京・六本木で追悼と抗議のためのデモ行進【7月9日 Viewpoint】参加者がマスクで顔を隠しているのは、身元が当局に知れると、中国にいる家族が再教育収容所に入れられるためとか) 【難民に厳しい独バイエルン州 行政ミスで亡命ウイグル人を中国に強制送還?】 1週間ほど前に下記のニュースが。...
View Article中国の一帯一路構想・積極的対外支援の明暗 成長の起爆剤か“債務の罠”か
(パキスタン第2の都市ラホールを走る同国初の地下鉄路線「オレンジライン」【7月24日 WSJ】中国“一帯一路”の勝利への第一歩を誇示するはずだったが・・・・) 【中国支援でハブの座目指す中央アジア エチオピアは巨大なファストファッション工場へ】...
View Articleミャンマー ロヒンギャ問題の独立調査委員会に日本人起用 真価を問われる日本外交
(ロヒンギャに対する迫害疑惑を調査する独立調査委員会のメンバーに起用された大島賢三・元国連大使(左)と握手するミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相=15日、ネピドー【8月15日 共同】) 【停滞するロヒンギャ難民帰還作業】...
View Article「ロシア疑惑」から抜け出せないトランプ大統 “トランプ以外のアメリカ”の対ロシア強硬姿勢が進む
【いつ、どのように終わるのかわからない「ロシア疑惑」】 ****トランプ氏とプーチン氏の関係 理解に必要な情報一覧**** (7月16日、フィンランド・ヘルシンキで行われたトランプ氏とプーチン氏の初の首脳会談)...
View Articleパレスチナ支援を凍結し、イスラエル寄りの状況での交渉を迫るトランプ米政権
(イスラエル側はヨルダン国境を経由して運ばれたパレスチナへの郵便物を、安全上の理由により長年差し押さえていたとか。8年間に及ぶものも。その量は10トン以上。今回の引き渡しについてイスラエルは“親善のため”と。【8月15日 ニューヨークタイムズより】) 【意外な感もあるガザ地区の“人工波の屋外プール”】 最初に少し意外な感があったニュース。...
View Articleベネズエラ 「苛政は虎よりも猛し」 経済崩壊へ転げ落ちても、なお政権を維持するマドゥロ大統領
(アイスキャンディーを買うための紙幣を数える男性(16日、カラカス)【8月20日 WSJ】) 【2018年末までにインフレ率は100万%に 食料や医薬品、さらには燃料も不足 医療も崩壊】...
View Articleパラオ 中国の圧力に抗して台湾との関係を維持 日本統治を懐かしむ人も
(パラオの新首都マルキョク “現在のパラオの首都マルキョクは、2006年10月1日に旧首都のコロールから遷都されています。というのもパラオは歴史上、スペイン、ドイツ、日本、アメリカに統治をされており、その時代の首都がコロールであったことから、首都をマルキョクに移転することで、心も場所も新たにスタートを切ったと言えます。”【compathy Magazine】) 【避けられない時代の趨勢】...
View Articleチェコ 「プラハの春」から50年 親ロシア派の大統領は沈黙 ロシアでは正当化の流れ
「プラハの春」ジャズクラブで踊る学生【https://www.theguardian.com/world/2018/jul/22/observer-archive-the-prague-spring-27-july-1968】 軍事侵攻したソ連兵に話しかけるプラハ市民【https://socialistworker.org/2008/08/05/1968-and-prague-spring】...
View Articleインド 最悪洪水被害にも外国救援金を断るプライド 一方で、中国との関係改善を進める実利追求
(インド南部ケララ州コジコーデ地区近郊で、冠水した道路に浮かべた浮き輪で人を運ぶ住民ら(2018年8月17日撮影)【8月18日 AFP】 インド・ケララは、水とヤシの木が織りなす、私のお気に入りの景色でもあるのですが・・・) 【過去100年で最悪の洪水被害】...
View Articleベトナム 中国とは対立しながらも協調も 麻薬密輸摘発と映画「芳華」に見る中越関係
(中国からの帰国機内で観た映画『芳華』より 最初は「新手の文革礼賛映画だろうか?それにしても美しすぎるし、セクシーすぎるのでは・・・」と思ったのですが、違ったようです) 【反中の国民感情はあるものの、軍事・経済で中国との協調も】...
View Articleモンゴル 良好な関係を維持せざるを得ない中国との関係 内モンゴルの状況 世界最悪の大気汚染
(首都ウランバートルの街を覆うスモッグ【8月25日 WEDGE】) 【中国との良好な関係を推進せねばならない構図 「過去のことは追求しない」との両国方針で歴史問題は封印】 日本では大相撲以外には、政治的にも、経済的にも、あまり話題になることがないモンゴル。...
View Articleロシア アフリカで高まる存在感 「影の軍隊」 シリアでの厄介なイラン・イスラエル「調停」
(頻繁に会談を重ねるネタニヤフ首相とプーチン大統領【8月14日 WEDGE】) 【軍事協力を中心に“アフリカ大陸に戻り始めた”ロシア】 アメリカのプレゼンスの空白を埋めるように、ロシアがシリアでその存在感を強めていることはかねてより言われていることですが、アフリカとなると、もっぱら中国の影響力拡大が取りざたされています。...
View Articleロヒンギャ帰還が進まないのはバングラ側の責任と突き放すスーチー氏 ロイター記者裁判判決は延期
(バングラデシュ南東部コックスバザールのクトゥパロン難民キャンプで、大量流出につながったミャンマー軍の大弾圧から1年を迎えて実施された行事に参加するため、歩いて会場へ向かうロヒンギャ難民たち(2018年8月25日撮影)【8月25日 ロイター】) 【ロヒンギャの武装集団による警察施設襲撃から1年 つのる不信と警戒】...
View Article右傾化する欧州 寛容なメルケル時代から、よりナショナリズムの強い時代ヘ
(画像は【8月8日 産経】 オーストリア・クルツ首相は8月で32歳 反難民・移民を掲げる右派政治家ですが、西欧首脳やリベラル系の西欧メディアにまで、受け入れられているとも。) 【寛容と進歩的政治の手本であり続けたスウェーデンでも極右政党台頭】...
View Article台湾・金門島 「中華民国の国民」ではあるものの、「台湾人」ではない人たち
(金門島の商店街に共に掲げられた中国の旗と台湾の旗【8月24日 朝日】) 【「五星紅旗」と「青天白日満地紅旗」が並び、中国の人民元が流通 「水がつながった次は、電気と橋だ」】 台湾が領有する金門島は中国本土・福建省の目と鼻の先(最短で2km...
View Article新興国通貨危機 思慮を欠く経済政策のトルコ リベラルな改革路線を進めるアルゼンチン
(アルゼンチン IMFの「口出し」に反発する市民【9月4日号 Newsweek日本語版】 “アルゼンチンではIMFは広く嫌われている。IMFが融資を打ち切り、金融支援も拒否した後に起こった2001年の経済危機も、IMFの責任とされた。(中略)アルゼンチン政府は2001年に債務不履行に陥り、銀行システムも大きくまひした。...
View Articleサウジアラビア 対外的強硬路線を突き進む皇太子 国内改革の中核事業に国王反対
(女性の自動車運転の解禁などリベラルな改革が実施されている一方で・・・・【8月31日 Newsweek】 【カタールを運河で島に?】 アラブ諸国の盟主を自任するサウジアラビアが、何かと“勝手なふるまい”の多いカタールと断交して、関係国とともに兵糧攻めで締め上げようとしたものの、トルコやイランの支援もあってカタールも相当にしぶとく、膠着状態に陥っていることは周知のところです。...
View Articleウクライナ 謀略渦巻くなかで和平に進展なし 大統領選への好位置につけるティモシェンコ氏
(ユリア・ティモシェンコ氏(同氏の公式サイト https://www.tymoshenko.ua/ より)【8月17日 藤森 信吉氏 JB Press】 上記記事に“ティモシェンコはかれこれ20年間、政治的立ち位置とともにヘアースタイルを変えながら・・・”とありますが、例のトレードマークだった三つ編みは止めたのでしょうか?...
View Articleリビア 東西の国家分裂状態がつづくなかで、首都で民兵組織間の衝突 さらなる混乱へ
(トリポリのシッカ通りにある収容所はリビア内務省が管轄。移民・難民の多くはサハラ砂漠以南の国々の出身で、劣悪な環境の中で本国送還を待つ【2017年7月11日号 Newsweek日本語版】) 【難民流出拠点として欧州情勢にも重要な影響を持つリビア 人身売買などの闇ビジネスも】...
View Articleセルボアとコソボが「領土交換」を検討 EUは「禁じ手」と憂慮 トランプ大統領は同意か
(セルビア人が集住するコソボ北部ミトロビツァの目抜き通り。セルビア国旗がいくつも掲げられていた=2017年11月16日、松井聡撮影【2017年11月28日 毎日】) 【W杯での“双頭の鷲”問題】 今年6月に行われたロシアワールドカップで、スイスチームの選手のゴールパフォーマンスから、ある政治問題が話題となりました。...
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