ロヒンギャ難民 栄養失調・ジフテリアなどの人道危機 難航が予想される帰還作業
(ロヒンギャ難民キャンプ【12月19日 PR TIMES】) 【難民キャンプで深刻化する人道危機】 昨年アジアで起きた大きな問題のひとつが、ミャンマー西部ラカイン州でのイスラム系少数民族ロヒンギャに対する民族浄化と国際批判される迫害の問題でした。 周知のように、65万人ほどのロヒンギャ難民が隣国バングラデシュに流入して越年する事態となっています。...
View Article大寒波で温暖化を揶揄する“無責任なやから” 海洋で急速に広がる低酸素の窒息状態
(メキシコ、バハ・カリフォルニア沖のコルテス海を泳ぐクロカジキ【1月10日 NATIONAL GEOGRAPHIC】) 【アメリカでは記録的寒波 オーストラリアは記録的熱波】 私が住む鹿児島も今日はみぞれ模様の寒い一日でした。この寒さは明日・明後日も続くようで、原付(屋根付きではありますが)で2時間ほど走らなければいけない外出予定をどうしようか迷っています。...
View Article生かされない留学生、実態と乖離した技能実習制度 秩序だった外国人受け入れに向けて
(5年前に比べて外国人の新成人が5倍に増加した東京・中野区の成人式に出席した台湾人留学生の二人【1月8日 NHK】) 【日本の若者の減少を補う形で海外から留学生や技能実習生が入ってきている】 先日の成人の日に、東京23区では新成人の8人に1人が外国人で、新宿区などは半数近くを占めるという数字が話題になりました。 ****東京23区の新成人 8人に1人が外国人****...
View Articleアフガニスタン情勢 アメリカ・トランプ政権のパキスタンへの支援停止で変化は?
(中国からの投資で建設されたライトレール(次世代型路面電車)の警備に当たるパキスタンの警察官(2017年10月)【1月11日 WSJ】) 【頻発するテロ ただし、タリバンとISでは差異も】 アフガニスタンでのテロ頻発は今更の話ではありますが、年末から年明けにかけても大規模なテロが相次いでいます。 警察に自動車爆弾、6人死亡=アフガン【12月22日 時事】...
View Articleインド 国境問題でも、国際戦略でも中国の勢いに押され気味 原子力潜水艦ミスで“大丈夫?”
(2014年8月に撮影された原潜アリハント【ZAPZAP!】 あまり写真もない極秘原子力潜水艦ですが、そのインド海軍“虎の子”がなんと・・・・) 【国境「敏感な地域」での中国側の“活発な活動”】 中国とインドが国境問題で長年小競り合いを繰り返していることは、これまでも取り上げてきたところです。 1962年には大規模な軍事衝突も起きています。このときは中国が軍事的に圧倒し、一方的に停戦しています。...
View ArticleEU 東西分断とポピュリズム台頭 両者が集約する難民対策で困難なかじ取り
(焚き火で暖をとる難民たち(ギリシャ、2017年12月21日)【1月12日 WSJ】) 【Brexitが些細なことに思われるような重大な事態になる恐れがあるEU内の東西の対立】 EUが独仏に代表される“西欧”と、カチンスキ党首率いる「法と正義」が主導するポーランドやオルバン首相のハンガリーなどの“東欧”の間で、深刻な分断が広がっていることは、2017年12月1日ブログ“東西亀裂が深まるEU...
View Articleシリア 反体制派残存拠点への政府軍・ロシアの攻撃 トルコは対クルド軍事作戦開始へ アメリカは?
【1月12日 朝日】 【「アサド大統領退陣」を巡り難航する和平協議 政権存続を既成事実化する政府軍の攻撃】 「IS崩壊後」のシリアに関する和平協議は、国連主導のジュネーブ協議は進まず、ロシア主導のアスタナ協議も成果を出せるか不透明な情勢にあります。 ****<シリア>和平停滞 政権と反体制派、大統領退陣折り合わず****...
View Article“たわい無い話”に垣間見る中国社会の姿 日中間でさほどの差もないような人々の感じ方も
(髪を霜で覆われながらも1時間かけて徒歩で通学する「霜少年」こと、王福満君【1月12日 AFP】) 【“民度”云々の一部は習慣の違いも】...
View Articleイギリス メイ首相は否定しているものの、EU離脱交渉の課題が整理された段階で再投票すべきでは?
(国民投票を再度実施を提案して話題となっている、離脱を先導したUKIPのファラージ元党首【1月12日 毎日】 その本音は、離脱決定で“用済み”になった党の存在感回復では?) 【内閣改造でも首相の求心力低下露呈】 予想されたように難航するイギリスのEU離脱ですが、今日17日には、EU関連法を国内法に置き換える「EU離脱法案」の採決が下院で行われます。...
View Articleオーストラリア 貿易・留学生などで中国へ依存する関係にあって、その距離の取り方に苦慮
(【2017年12月22日 朝日】 こうした豪中間の人的交流は、現在の緊張がコントロールされれば、将来的には豪中両国をつなぐ“太いパイプ”にもなるでしょう。) 【中国を意識して接近する日本とオーストラリア】 中国の海洋進出を念頭に、日本がインド太平洋戦略の基軸の国としてインドとともに重視するオーストラリアのターンブル首相が来日しています。 ****<日豪首脳会談>「インド太平洋」連携確認****...
View Articleトランプ政権 エルサレム首都認定、パレスチナ難民支援凍結にみる狭隘で強圧的な「アメリカ孤立」
(パレスチナ自治区ガザ地区のヌスラト難民キャンプの国連事務所前で、米国の拠出金凍結に抗議するパレスチナ人ら(2018年1月17日撮影)【1月18日 AFP】) 【「ガザのパレスチナ難民は逃げ場がない。追い詰めれば爆発するだけだ」】...
View Article「すべての女性が輝く社会」 ニュージーランド首相の産休 ドイツでは異性同僚の給与を知る権利
(取材に応じる、ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相(中央)とパートナーのクラーク・ゲイフォード氏。【1月19日 AFP】) 【「2017年にもなって、最初から女性が子どもか仕事かどちらかを選ぶと決めつけるような質問をすべきではない」】...
View Article水資源をめぐる対立 インダス川のインド・パキスタン ナイル川のエジプト・エチオピア 生命線が断層線に
(【1月18日 WSJ】 エチオピアが国家発展を託してナイル川で建設を進める巨大ダム) 【紛争や政情不安に陥っている国々の1億8000万人余りが飲料水を得られていない】 言うまでもなく、人間は水なしには生きていけませんが、世界中で多くの人々が十分な、あるいは、安全な水を利用できない状況に置かれています。 その原因の一つは紛争・政治的混乱というきわめて人為的理由です。...
View Article「幸せ」の在り様は様々 所得との関係 文化的特徴 男性に比べ満足度が高い日本女性
【幸せは金で買えるか?】 毎年末恒例の「世界幸福度調査」(米国の世論調査会社ギャラップ・インターナショナルとWINによる共同調査)によれば、調査対象国55カ国で1位は南太平洋の国フィジーで、2位コロンビア、3位フィリピン、4位メキシコと続いています。...
View Article中国 ビッグデータ解析・ネット規制でめざす「神の見えざる手」によらない「特色ある社会主義」
(現金やクレジットカードには対応せず、アリババの「支付宝(アリペイ)」を使って個人情報を登録した会員だけがスマホで決済できるしくみの上海市内の格安大型スーパーマーケット【1月9日 産経】 ブラックホールに吸い込まれるように個人情報が蓄積されていきます) 【とりあえず走ってみる。問題があったら対応はそのあとで・・・】...
View Articleイタリア総選挙 混乱の予測も 軌道修正も見せる「五つ星」 “お騒がせ”元首相の復権?
(1月22日、3月4日のイタリア総選挙に向けて選挙綱領を発表する、各種世論調査で支持率トップを走る「五つ星運動」のルイジ・ディ・マイオ新党首【1月23日 ロイター】 31歳の元ウェイター 総選挙で「五つ星」が主導権を握れば首相にも 「私は若者の失業率が60%の地域出身。私の経歴をばかにする人は、この国の若者をばかにするのと同じ」【12月29日 産経】) 【「勝者不在」の欧州政治の混迷】...
View Article「アメリカ第一」のトランプ大統領 グローバリズム総本山のダボス会議出席で何を語るのか?
(ダボス会議に向けて出発するトランプ大統領【11月25日 NHK】) 【グローバリズムのもとで拡大する格差】 グローバリズムにけん引される経済活動のなかで、貧富の経済格差が拡大していることは常に指摘されるところです。 ****世界の最富裕層1%、富の82%独占 国際NGO****...
View Articleインドネシア領ニューギニア 開発の遅れ、差別的処遇が生む貧困と独立運動
(【ウィキペディア】 赤い部分がインドネシア領ニューギニア ジャワ島・ジャカルタよりオーストラリアに近い位置にあります。) 【ニューギニアで麻疹拡大 栄養失調による免疫機能の低下が一因】 太平洋南部のニューギニア島は日本の2倍もある非常に大きな島です。...
View Articleマレーシア 今年夏には総選挙 野党をまとめて与党に挑むマハティール元首相92歳
【1月17日 朝日】 【汚職疑惑の首相 野党リーダーは服役中 野党の立場で復権を目指すマハティール元首相】 多数派マレー系の他、華人系、インド系などの多民族国家(日本外務省HPによれば、マレー系67%、華人系25%、インド系7%)であるマレーシアは1957年の独立以来、現在の与党連合が政権を維持しています。...
View Articleこの頃中国社会で流行るもの 「喪文化」「喪茶」に「仏系」
(「喪茶」メニュー 【https://matome.naver.jp/odai/2151304151064361001】) 【自虐・自嘲の「喪茶」 人民日報は「精神的な麻薬」と批判】...
View Article